いつのまにか無くなってしまうものが世の中にはたくさんあります。ご近所の風景から文化遺産、廃墟、自己の存在意義まで、管理人が魂込めて贈るメッセージです。
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木下恵介の映画の舞台になった春野町気田
現在「はじまりのみち」のタイトルで戦時中の木下恵介が主役の映画が上映中だ。戦時中、気賀から春野町へ疎開するという話で、途中創業明治30年の旅館「澤田屋」に泊まる。この旅館は現在も営業中だ。春野町気田のこのあたりは、昭和の趣があり、さらに春野中学校内には明治時代の王子製紙のレンガ造りの倉庫が残っている。
王子製紙のレンガ倉庫 気賀から春野町に行くには現在だと国道362号線が近い。石松騙し打ちの都鳥一家の都田を通り、陸軍中野学校二俣分校付近を通る。木下恵介が浜松に戻るきっかけとなった映画「陸軍」の公開は1944年であるが、この年この中野学校二俣分校から小野田少尉がフィリピンのルバング島に赴任し、以来1974年まで戦い続ける。小野田少尉は、米兵やフィリピン軍兵士、フィリピンの警察官を多数殺害したが、フィリピンでは小野田少尉の行動は戦争行為扱いになっていたため、犯罪者では無く逆に「立派な軍人」とマルコス大統領にいわしめ、恩赦になった。小野田少尉にとってはこの時が終戦である。余談だが1974年といえば、はじまりのみちの映画で主役を務めた加瀬亮が生まれた年である。まさに戦後の生まれである。
by neo-trip
| 2013-06-15 19:48
| 明治大正昭和の街並み
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